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2010年12月 2日 (木)

「手作りトランシーバ」の50MHzSSB/CWトランシーバ

Tezutra_50mhzssbcwtrancv 書籍「手作りトランシーバ入門」の製作は、基本回路をいくつも用意し、それらを組み合わせることでトランシーバなどを製作するようになっていますが、この50MHzSSB/CWトランシーバでは、基本回路というよりは、ICを使って、目的の機能を簡単に実現してしまおうということになっています。

SSBトランシーバでは、平衡変調により搬送波を抑圧し、その後、片方の側波帯を水晶フィルタで削るようにしますが、水晶フィルタを、2~3個の水晶振動子を組み合わせて作るようにしているので、周波数がある程度限られてしまいます。SSBが発生した周波数は、目的の周波数ではないので、それを周波数変換します。これらの過程では、周波数変換が行なわれていますが、そのための回路として、FMチューナ用のICであるTA7358Pを使用しています。

送信受信あわせて、4個のICを使用しますが、このICは、機能豊富なので、ほとんどICだけで出来てしまいます。結果として、送信の終段とエキサイタを除き、ICだけで出来ています。

Tezutra_50mhzssbcwtrancv2SSBを発生する周波数として、14.318MHzが選ばれていますが、これは、以前に製作したSSBトランシーバと同じで、同じ回路をICで構成しています。IC化することで、小型化することが出来、14MHzSSBトランシーバ+7MHzトランスバータの2つ分に相当する回路が、ひとつのケースに収められています。

IC化することの効果は大きいのですが、このように、ひとつの回路をブラックボックス化できるようなIC回路を使うことで、トランシーバを仕様から決める、トップダウン開発が容易になります。

ICを使用することで、回路は簡単になっているのですが、全体としての規模が大きくなっているので、組み立てるためには、いつもより時間がかかりました。初めは、このような小さなケース(YM-150)では、収まらないのではないかと思いましたが、組みあがってみると、うまく収まりました。ICを使用しているため、調整も割りと容易で、安定した動作をするようになりました。

終段が2SC2053なので、CWで100mW、SSBで50mWの出力ですが、2SC2078などのブースタを加えれば1W以上のパワーにできると思います。

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