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2010年7月13日 (火)

PIC32MXによるMP3プレーヤの製作

Pic32mx_mp3player 書籍「PIC32MX活用ガイドブック」では、32ビットのPIC32MXを使って汎用ユニットを作り、内蔵周辺機器が動作することを確認していますが、その集大成として、MP3プレーヤを製作しています。

FreeRTOSを使用して、マルチタスク環境によってプログラムをしています。汎用ユニットで使用した周辺機器をフルに利用していますが、使用していなかったものとして、MP3デコーダサブ基板を使用します。MP3デコーダサブ基板は、インターネットラジオを製作したときにも使用したもので、まったく同じものです。この基板は、初期化を行なった後、MP3データを送るだけで再生することが出来るので非常に使いやすくなっています。

書籍付属のCDROMの6章の「Spi2」フォルダには、このMP3デコーダの動作確認のためのテストトーン発生プログラムが用意されていますので、組み立てた後真っ先にテストしてみました。MP3デコーダサブ基板は、0.5mmピッチのICを感光基板で組み立てるため、パターンショートなどが心配ですが、デコーダICをはんだ付けする前に、感光基板のショートがないかをテスタで確認したほうが良いようです。前に作ったとき、ICのはんだ付けでどうしてもピン間ショートがとれないので、ICの半田を取り外して、パターンのチェックをしなおしたことがありました。結局、感光基板のパターンがシュートしていたのをカッターで削って、新しいデコーダICをはんだ付けしたことがありました。MP3デコーダICは、0.5mmピッチでも、ピン数が少ないのでPIC32MXよりははんだ付けが楽です。

テスタで何度も導通チェックして、ピン間ショートがないことを確認して何とか動きましたが、電源やGNDなどは、複数ピンに出ているので、それらの間が導通していても問題ありません。

MP3データは、以前にPIC24FJ64GA002でMP3プレーヤを作ったときに使用したものがありましたので利用しましたが、ファイル名に漢字が使われていると、止まったまま動かなくなってしまうようでした。マイクロチップのFSライブラリは、8.3形式しかサポートしていませんが、長いファイル名をWindowsなどで書き込むと、一緒に8.3形式のエントリも作られるので問題はありません。MP3ファイルのファイル名を見て、漢字が使われていなければそのままでもよいようです。

MP3プレーヤのカラーグラフィックLCDには、曲名や演奏者が表示されますが、これは、MP3ファイル内に記録されているものなので、記録されていないMP3ファイルでは表示できません。ファイル名でも表示されれば何のファイルかが分かるのですが、長いファイル名を8.3形式に変換したファイルは、先頭の6文字に順序番号がついたものなので余計分かりづらくなります。

MP3プレーヤ基板は、それほど複雑ではありませんが、PIC32MXをはんだ付けしたピッチ変換基板も、MP3デコーダサブ基板も、0.5mmピッチなので注意が必要です。それぞれを丁寧に組み立ててようやく動いたという気がします。

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