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2010年7月13日 (火)

「手作りトランシーバ」、1.9MHzCW受信機の製作

Tezutra_19mhzcwrx 書籍「手作りトランシーバ入門」で製作するものは、簡単な構成でできるDSBダイレクトコンバージョンのものが多いですが、より高度な受信機とするためには、スーパーヘテロダイン方式とするほうが使いやすくなります。

スーパーヘテロダインは、周波数を変換してから検波するため、感度を上げても発振しづらいとか、選択度が良いなどの特長があります。

選択度がよい理由は、50MHzから10.7MHzに変換した場合、10kHzずれた周波数に隣接波があるとき、50MHzでは、0.02%の違いですが、10.7MHzでは、0.1%も離れていることになります。そのため、同じQのコイルでも減衰させることが出来、選択度が良いことになります。

これは、高い周波数から低い周波数に変換した場合のことで、ここで製作する1.9MHzCW受信機では、1.9MHzから12.288MHzに変換するため、選択度の改善はないことになります。しかし、12.288MHzに変換するのは、水晶のフィルタの周波数がこの周波数であり、水晶フィルタを入れることで選択度を改善することが出来ます。

周波数変換後、水晶フィルタを通した後、ダイレクトコンバージョンで検波します。これは、BFOを注入してダイオード検波しても良いと思うのですが、ダイレクトコンバージョンが標準回路であるために採用されたようです。(回路は、予め検討された機能モジュールを使って組み合わせるようにしているようです)

調整は、VXOの調整はいつもの具合なので出来たのですが、受信機としての調整は、DSBトランシーバなどでは、調整される前でも、弱く信号が受信できる状態で、それを感度を良くするように調整するだけだったのですが、このスーパーヘテロダイン回路では、調整前の状態では、まったく受信することが出来ませんでした。そこで、SGなどで信号を入力しておき、高周波プローブで、入力側から感度が上がるようにコアを調整していくことにしました。

SGがないので、秋月DDSで1.910MHzを発振させてアンテナに入力しました。高周波プローブでも十分にメータが振れるくらいなので調整が出来ました。調整前に高周波プローブのメータがほとんど振れていないところから、フルスケールになるくらいに感度が上がりました。とくに、水晶フィルタ後の中間周波増幅回路では調整の差は大きく、感度が高いことが分かります。

調整が出来たところでSG代わりのDDSをはずし、FT-817で電波を出してみたところ、受信することが出来ました。毎回、思わぬ発見がある繰り返しです。

実際にアンテナをつないで受信してみていないのですが、感度は良さそうです。しかし、もっと入念に調整すると更に使いやすくなるように思います。

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