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2010年6月28日 (月)

PIC32MX340F256Hによる汎用ボードの製作

Pic32mx340f256_universalboard 書籍「PIC32MX活用ガイドブック」には、32ビットPICであるPIC32MX340F256Hを使って、MIPS32 M4K 32ビットコアを使ったマイコンのプログラムが経験できる汎用ボードの製作が出ています。

PIC32MXは、機能も性能も、マイクロチップ社の最上位の位置に属するチップで、80MIPSの高性能なチップが、64ピン(100ピンもある)のパッケージに収められています。

製作は、TCP/IPを内蔵したPIC18F67J60の製作と同じように、0.5mmピッチのフラットパッケージのマイコンをピッチ変換基板にはんだ付けし、それを感光基板で製作した基板に重ねる方法を取っています。

0.5mmピッチは、今まで製作した中で一番細かいはんだ付けであり、PIC18F67J60のときにも、動作しない(書込みができない)原因のほとんどが、ピッチ変換基板へのはんだ付けが不完全であるのが理由でした。今回も同じことが予想されたので、慎重にはんだ付けして、テスタで隣接ピンとのショートを調べ、各端子についても、変換基板の端子とマイコンのピンの間も確実に接続されているかを確認しました。目視でつながっていても、導通していないことが良くありました。

感光基板が出来て、次に行なったのはマイコンへの書込みができるところまで配線することでした。書込みができると他の配線は簡単にできるようになります。書き込みができるようにするということは、GND、VDD、Vcapのコンデンサ、8MHz発振子、リセット端子、書き込み用のDAT,CLK端子です。基板では、電源回路、ICSPモジュラージャックなどの配線が必要になります。

電源を印加して、電圧が出ていれば、電源のショートはないようです。ライタで書き込みを行なうと、接続されていないとでました。ICSPの配線を確認しましたが問題ないようなので、基板の電圧を確認することにしました。VDDは、各端子に3.3Vがでているようです。念のため、ICの端子のところで確認しました。その中で、Vcapの電圧が出ていないようでした。Vcapには、内部電源の電圧の1.8Vが出るはずです。見直したところ、マイコンには、複数の電源端子があり、供給電流を増やすために、ひとつの電源を複数の端子に出しているのではなく、マイコン内部のモジュールのそれぞれの電源となっているようです。どれかひとつでも供給されていないと、回路が動作しなくなってしまいます。気がついたのは、AVDDという端子が、AD変換器用の電源ということで配線されていないことでした。

AVDDを配線して、再びVcapを測定すると、今度は1.8Vが出ていました。AVDDとかかれていますが、内部の重要な電源のようでした。今度は書き込みも出来ました。

書き込みにおいて、ベリファイがOKということは、フラッシュメモリに正しく書き込まれているということですが、動作するかどうかまではわかりません。書籍に付属のCDROMの中から、LEDが点滅する「Timer2」を選び、書き込みました。動作していれば、10連LEDが点滅するはずです。

LEDは点滅し、動作していることが確認できました。後は、周辺機器をはんだ付けしていくことで完成に近づきます。

黙々とはんだ付けをしていき、完成したところで動作を確かめていくのが正統でしょうが、書込みができなくて苦労したことがあったので、書き込みを優先して組み立てました。

まだ、配線していないとことがあり完成に至っていませんが、動いているマイコンで周辺機器を確認することは容易です。

この書籍のおかげで、32ビットマイコンが動き出しました。

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